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スイーツ&デストロイ

旅行記と備忘録

北海道 札幌/小樽

北海道(札幌/小樽) 旅行 国内旅行 観光

魚真の魚真握り

札幌場外市場食堂「おふくろ」のうに丼(小)

札幌場外市場、マルカ卸売センター内「魚河岸ひかり寿司」の特選握り

モエレ沼公園「ガラスのピラミッド」内部のイサム・ノグチギャラリー

モエレ沼公園「ガラスのピラミッド」内部

モエレ沼公園「ガラスのピラミッド」外観

プレイマウンテンから撮影した「モエレ山」

モエレ沼公園「海の噴水」遠景

モエレ沼公園東口にかかる橋

モエレビーチ隣の広場に置かれたオブジェ

札幌JRタワー展望室から望むさっぽろテレビ塔

札幌JRタワー展望室からみた札幌中心部

繁華街すすきのの中心部

小樽水族館の熱帯魚の水槽①

小樽水族館の熱帯魚の水槽②

小樽水族館のアシカショー

小樽水族館のイルカショー

手宮線跡地の遊歩道

 すごく中途半端な時期に北海道へいった。街中の雪は溶けてなくなっているけれど、桜にはまだはやく、暖かい日も寒い日もあって、冬服と春服どちらを持っていけばいいのか迷う季節だ。旭山動物園はちょうど冬期と夏期の間で休園中、モエレ沼公園の噴水ショーも休止中だった。動物園が休みなので公園の方へ赴いたのだが、園内の人工ビーチこの時期は水が抜いてあり、自転車の貸し出しもしていない。観光客もほとんどいない。しかたなくその広大な敷地を徒歩でまわっていたら、その日は万歩計のカウントが3万近くにもなった。イサム・ノグチが設計したそれは札幌市郊外の都市公園で、そこへ向かう途中の土手では、蕗やつくしが顔を出している。園内には桜の森があるのだけれど、開花まではもうしばらくあって、今の季節はすこしさびしい感じだ。

 LCCがセールをやっていたから勢いでチケットを取ったのだが、もう少し時期を選べばよかったかもしれない。公園はただただひろく閑散としていて、顔に当たる風は冷たく、ガラスのピラミッドの内部だけがやたら蒸し暑かったのをよく覚えている。でも、ごはんはとてもおいしくて、わたしの場合それだけで旅はもう満足なので、北海道はその点充分過ぎるほどだ。とくにどんぶり横丁で食べたうに丼は絶品だった。うにがつやつや光り輝いていて、口に入れると甘くて濃厚で、ああ生きててよかったという感じ。場外市場のお寿司やさんも好きなネタを1種類ずつ10貫選べて2800円と廉価で味も悪くない。すすきのの居酒屋「参譲倶楽部」もよかった。北海道産の食材を使った料理を出すごくふつうの居酒屋なのだけれど、なにを食べても飲んでもおいしい。

 到着まもなく空港で食べたジンギスカンもおいしかった。ひとりで肉と野菜をもりもり食べた。腹ごしらえを済ませ、宿へ荷物を預けてガイドブックを片手に札幌を歩く。ホテルがすすきのだったので、そこを起点にとりあえず札幌駅を目指す。大通りをまっすぐいけばそのまま駅へ辿りつけるらしい。適当にふらふらしていたらさっぽろテレビ塔があった。20分ほどで駅へ着き、まず直結しているJRタワーの展望室へ上った。展望室は160メートルの高さにあり、360度のパノラマビューで札幌の街を眺望できる。展望室から眺める札幌は大都会で、梅田とかとあまり変わらないなと思う。ところで、すすきのの宿は一泊3000円もしないくらいの安いビジネスホテルだったのだが、部屋は狭いものの清潔で大浴場があって朝食ビッフェもそこそこでよかった。

 2泊3日の旅行だったので、二日目は札幌からバスで小樽へ向かう。その日は午後から雨で、朝は春の陽気だったのに、空模様が変わると急に寒くなった。運河周辺を散策していたら、ベネチア美術館で「ガラスの昆虫展」をやっていて、興味を引かれてなかを覗いてみると、それはそれは精巧につくられた、蝶や蜻蛉やカミキリムシやカブトムシが展示されていて驚く。すべてベネチアのランプワーク作家、ヴィットリオ・コスタンティーニの作品だという。甲虫のつややかな鞘翅や蜻蛉のメタリックなからだ、透明な翅、鮮やかな蝶の鱗粉が、ガラスの光沢を使ってよく表現されている。うつくしく繊細なガラス細工に思わず息を飲む。作家はランプワークの巨匠で、虫だけでなく鳥や魚のガラス細工も制作しているらしい。それもいつか観てみたいと思った。

 それから街外れの水族館へ赴いたのだけれど、バスを降りると一帯は荒れた印象で、建物も一見廃墟のようだ。それは海を望む崖のうえにあり、ちいさな遊園地を併設しているのだが、遊具は錆びつきペンキもほとんど剥げている。でも、館内はなかなかみごたえがあり、そのときは深海魚の特別展示をやっていて、イサゴビクニンやボウズイカ、サラサベッコウタマガイなどが展示され、入り口にはリュウグウノツカイの剥製も飾られていた。カワウソの水槽は空中と水中のトンネルに繋がっていて、その細長い肢体をしたから眺めたり、狭い筒を器用にすり抜ける様子が観察できる。また、北海道沿岸に生息する小型の鯨類、ネズミイルカの飼育は世界的にも珍しいという。とくに複数での展示は日本で唯一だそうだ。わたしもこの種ははじめて観た。

 他にも国内最大の淡水魚(イトウ)や世界最大のカレイ(オヒョウ)世界最大のタコ(ミズダコ)などが展示されていて、イルカやアシカ、アザラシやトドのショーもあり、そのうえわたしがこの世でいちばんすきな魚、フウセンウオの繁殖も行っている。フウセンウオは日本海北部やオホーツクなどの冷たい海に棲む深海魚だ。全体的にまんまるで目がつぶら、お腹に大きな吸盤がついている。強力な吸盤で岩や貝殻や水槽にぺたりとくっつく様がほんとうに愛らしい。泳ぎはあまり得意でなく、たいていぽけっとした顔でなにかにはりつき、じいっとしているのだが、たまに背びれやむなびれを細かくふるわせ、ふわわふと水中を漂う。体色は淡い黄やピンクやオレンジで、体長は6センチほどしかない。超かわいい。半日いても全然あきなかった。

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