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スイーツ&デストロイ

旅行記と備忘録

クロアチア オパティア/シベニク/トロギール

バルカン半島(クロアチア/スロベニア/ボスニア・ヘルツェゴビナ) クロアチア(オパティア/シベニク/トロギール/ドゥブロブニク/スプリット/プリトヴィッツェ/ザグレブ) ヨーロッパ 旅行 海外旅行

100年の歴史を持つクロアチアの高級リゾート地、オパティアの街並み

アドリア海の要衝、シベニクの旧市街にある小学校

シベニク旧市街のブティック

シベニク旧市街の民家①

シベニク旧市街の民家②

シベニク旧市街の階段に寝転ぶ猫

シベニク旧市街の中心部に位置する聖ヤコブ大聖堂の洗礼室天井

シベニク旧市街のレストランでたべたラザニア

港からみたシベニク旧市街の街並み

ギリシアの植民都市だった出島、トロギールの青空市場

トロギールで宿泊したメディナホテルのバルコニーからの眺め

トロギールで宿泊したメディナホテルのバルコニーからの眺め

 クロアチアの旅は高級リゾート地オパティアからはじまり、世界遺産が点在する大小さまざまな港町シベニク、トロギール、スプリットを巡って、海岸線を徐々に南下していく。途中クロアチアを南北に分断する、たった21kmの国境地帯ボスニア・ヘルツェゴビナのネウムを跨ぎ、南端の飛び地であり「アドリア海の真珠」と呼ばれるうつくしい城壁都市ドゥブロブニクまで辿り着くと、今度は北上してプリトヴィッツェ湖群国立公園へ向かい、最後に首都ザグレブを目指す。なぜクロアチアを訪ねたかといえば、インターネットで散見するプリトヴィッツェの絶景に、ずっと憧れていたからだ。お伽噺の挿絵みたいな森と湖と滝と小川の風景。真っ青な湖水と絡みあい混じりあう絹糸のような水簾。複雑で独特で現実離れした、それはすばらしい景観だった。

 あの景観に触れたい、というのが今回の旅の動機だ。他の町は、クロアチア観光のメインであるドゥブロブニクでさえ、実は完全についでで、ほとんど下調べもしていない。最初の町オパティアにしてもそうだ。訪れるまでその輪郭さえつかめていなかった。でも、だからこそ沿岸部の町々は新鮮で、驚きに満ちている。ダルマチアの春は、紺碧のアドリア海に金色の陽がふりそそぐ、比喩でなくまぶしい季節だった。水面はもちろんそこらじゅうがきらきらと輝いている。なかでもオパティアのマリーナは、光と緑に溢れた素敵な場所だ。周辺には貴族の別荘を改築した、バロック様式のリゾートホテルがたちならび、それらを囲うようになだらかな丘がつづいている。海辺をふちどる遊歩道は、ヴォロスコからオパティアを抜け、ロヴランまで12kmにもおよぶという。

 朝夕とここを散歩したが、軒をつらねる建物は皆瀟酒で、海はおだやかで緑豊かで気候も爽やかで、とても過ごしやすい。かつて貴族たちの避寒地として栄えたのも頷ける。さすが「アドリア海の貴婦人」と称される町だ。しかし、どことなく熱海にも似ている。いや、わたしは確かに、海沿いの観光地とみれば熱海といいだす傾向がある。わたしにいわせればグアムも熱海だし、ニューカレドニアも熱海だし、オパティアも熱海。いたるところにそれは存在する。でも、今までいったなかで、ここがいちばんいい熱海だとおもう。なぜなら熱海なのにヨーロッパの風が吹いているからだ。ところで、世界各国のリゾート名に熱海を+して検索すると、海沿いの観光地とみれば熱海といいだす者は日本に一定数いるとわかる。それによればこの町もまたすでに例外ではなかった。

 オパティアから350kmほど離れた、アドリア海の要衝シベニクでは、世界遺産の聖ヤコブ大聖堂が建つ共和国広場を起点にして、港沿いにひろがる旧市街を散策する。そこは聖ヤコブの他、聖フランシスコや聖イヴァン、聖クルシェヴァンや聖母被昇天、聖霊など、魅力的な教会がいくつもちらばる、あかるくて平和で、そしてしずかな町だった。老朽化したアパートや民家がめだつけれど、路地裏のそんな古びた住宅も風情があって、歩いていて退屈しない。庭先や窓の外に干された、カラフルな布も目にたのしい。日曜日だったからか、開いている店は少なかったが、入り組んだ通りも港の遊歩道も散歩にうってつけだ。町をぐるりと一周して、市庁舎のそばのイタリアンレストランでラザニアをたべる。が、正直ここははずれ。日本のインスタントのが全然マシだ。

 家でラザニアをつくるときはいつも青の洞窟の「ラザニア・エミリアーナ」を買ってくる。平たいパスタと2種類のソース、パセリの粉とアルミの皿がセットになったインスタント。味はふつうだけれど手軽で便利だ。クロアチアには「シュトゥルクリ」という薄いパイ生地にクルミやパプリカ、ズッキーニやフレッシュチーズを包んだラザニア風の料理があるらしい。薄いパイ生地を使う時点で似て非なるもの、ってかそもそも似てない気もするのだけれど、ガイドブックだったか、どこかのサイトだったかでは、クロアチアのラザニアと書かれている。どうせならこちらをたべてみればよかった。そういえば、クロアチアのロールキャベツ「サルマ」(米と挽肉をザワークラウトで巻いて乾燥肉と共に煮込んだもの)も、口にする機会がないまま旅を終えてしまった。

  次に赴く古都トロギールは、クロアチア本土とチオヴォ島に挟まれたちいさな出島で、もともとはギリシアの植民都市トラガリオンとして築かれた都市だという。中世の面影を未だ色濃く残すそこは、街全体が世界遺産に登録されている。本土から橋を渡ると、町の守護聖人イヴァン・ウルシーニの像が立つ北門がみえる。石造りの門をくぐって、まず町の中心部イヴァナハブラ広場へ向かう。広場の中央には市庁舎があり、町の象徴である赤い屋根の時計塔と、12世紀に建造されたロマネスク×ゴシック様式のカテドラル「聖ロブロ大聖堂」が、その両隣にならんでいる。それらを見学したあとは海岸線を辿って西端の砦へ。ここからの眺めは壮観だった。

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