スイーツ&デストロイ

旅行記と備忘録

チェコ ブルノ/テルチ/チェスキー・クロムロフ/プラハ

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世界遺産テルチ歴史地区ザハリアーシュ広場

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世界遺産テルチ歴史地区を囲む三つの池のひとつ

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世界遺産チェスキー・クロムロフ歴史地区旧市街(中央が聖ヴィート教会)

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世界遺産プラハ歴史地区①カレル橋からみたフラチャニの丘に建つプラハ

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世界遺産プラハ歴史地区②左端が国立オペラ座

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世界遺産プラハ歴史地区③旧市街のクリスマス市(左端に映るのがティーン教会)

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世界遺産プラハ歴史地区④坂道に建つレストラン

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劇作家でチェコ共和国の初代大統領だったヴァーツラフ・ハヴェル(2011年12月18日死去)を追悼する人々

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世界遺産プラハ歴史地区プラハ城の裏門

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世界遺産プラハ歴史地区プラハ城のカテドラル

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世界遺産プラハ歴史地区⑦カレル橋のしたにながれるヴァルタヴァ川

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世界遺産プラハ歴史地区聖ヴィート大聖堂のステンドグラス

 車窓の外をながれていく郊外の風景でとくに印象的だったのは、宿り木と風車だけれど、街中ではサムソンの看板や垂れ幕がめだつ。チェコでもドイツでもオーストリアでもハンガリーでもあの青地に白のロゴをほんとうによくみかけた。テレビでもギャラクシータブ(iPhoneみたいなやつ)のCMをやたらと目にしたし。ところでわたしはさむさによわく、いつもはあたたかいところばかりを旅している。だから冬のヨーロッパは正直こわかった。氷点下という言葉を聞いただけで震えあがり、おしゃれは二の次で防寒対策に走り、ヒートテックを大量に買い込んだ。それでも不安は募るばかりで、現地に着くまでずっとびびっていた。しかし、いってみればヨーロッパは20年ぶりの暖冬で、持っていった防寒具の大半はスーツケースに仕舞ったまま。カイロの出番もない。

 これはすごくありがたかったし、とても幸運だったとしみじみおもう。もちろん冬なので、それなりに気温は低いのだが、手袋もマフラーもいらないくらいの陽気で、さむさのために観光がつらいみたいなことは一度もなかった。プラハをおとずれた翌日は晴天で、ヴァルタヴァ川(モルダウ川)に陽の光が反射して、きらきらとかがやいていたのだけれど、この季節に青空がのぞくのは、それだけで奇跡のようなものなのだそうだ。金色の陽射しがふりそそぐプラハの街は、わたしがいままでたずねたどの都市よりもうつくしかった。プラハはボヘミア地方を南北につらぬくチェコ最大の河川、ヴァルタヴァ川を挟み、左岸にプラハ城と城下町マラー・ストラナ地区、右岸に旧市街がひろがっている。右岸と左岸をつなぐカレル橋は、現存するヨーロッパ最古の石橋だ。

 この橋から望む眺め、プラハ城のそびえるフラチャニの丘とテラコッタの屋根がつづく城下町の景観はすばらしい。これほど美麗なそれをわたしは他にしらない。さざ波のゆれる川縁にはカフカミュージアムもみえる。このへんは日が暮れると河畔をふちどる外灯が川面にオレンジの筋をつくり、丘はあかるく照らされて白く発光し、街中に無数の黄色い星が瞬く。妖しいネオンではなく、柔らかい光のベールに包まれた街。宝石箱のなかに大切にしまっておきたいような光景だ。実はこれまでそれほど都市に興味がなかったのだが(島ガールだし)プラハの歴史地区には胸を打たれてしまった。どちらかというと都市の猥雑さを愛する者だけれど、さまざま様式の混在する芸術品のごとき建造物の数々や、中世の佇まいをのこす調和のとれた街並みにはただ感嘆するしかない。

 ポーランドからチェコに移動した日、1993年のチェコスロヴァキア解体後、共和国初代大統領となったヴァーツラフ・ハヴェル氏(著名な劇作家で俳優でもあった)が亡くなり、街のいたるところで赤いキャンドルに火が灯された。人々はプラハ城やヴァーツラフ広場やヴァルタヴァ川の畔に集まって、かつての指導者に祈りを捧げた。こんな光景を以前もみたことがある。確かさっちゃんと韓国へいったときも、だれか国の要人が亡くなったのではなかったか。古宮周辺の石壇に写真が飾られ、それを囲むように蝋燭の焔がゆらめいていた。きれいだなとおもったのをよくおぼえている。ヴァーツラフ氏の国葬はそれから6日後に行われたらしい。ちなみにヴァーツラフというのは聖ヴィート大聖堂を建てた守護聖人の名で、チェコでは超ポピュラーな命名だそうだ。

 その翌朝、テレビをつけたらBBC金正日の訃報を伝えていて、おもわず釘付けになってしまった。わたしが旅行をしているあいだにも世界はうごいているんだなとおもった。そんなのあたりまえのことだけれど。テルチ歴史地区を散策したのはプラハへ向かう前日で、町外れの池は凍っていたし、地面には薄らと雪が積もっていたが、薄曇りの空からは時おり晴れ間がのぞいた。パステルカラーに塗られた、ルネサンス様式のかわいらしい建物が、軒をつらねる箱庭のような町。そこから3時間ほどバスを走らせると、チェスキー・クロムロフに着く。城を中心に形成された、川沿いのちいさな、でも華やかな城下町。ここにはむかし、画家のエゴン・シーレが住んでいて、かれにちなんだ美術館もあるという。母の出身地であるこの町は、シーレにとってゆかりの地だ。

 旧市街最大の広場、スヴォルノスティ付近の小道に店を構える、すてきな土産物屋に入ったら、日本語ぺらぺらの店主がいて、かぶっていた帽子をやたら誉められた。それはモヘアのベレーで、色はベージュ。横っちょに花のかたちの飾りがついている。我ながらかわいいとおもう(帽子が)ここ最近ボブにしているので髪型にもあっているような気がする。チェコ人の女性店主は日本がだいすきで、独学で言葉を学んだらしい。誉め言葉にのせられて、使い道のよくわからない、木彫りのなにかを買ってしまった。彫られているのは星座なのだけれど、これはいったいなんなのだろう?紐を通すっぽい穴が開いているから、オーナメントかなにかなのかな。

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